発声学身体学研究

ナチュラルヴォイス研究とは

ナチュラルヴォイス研究=(発声学+身体学)の研究

発声器官の動きと、全身の筋連鎖の研究をベースに、自由な声と、歌唱や演技のパフォーマンス向上の為のトレーニングを研究開発しています。
解剖学と筋連鎖をベースにした発声理論で、自然な発声感覚(ナチュラルヴォイス)を体に覚えさせ、効率の良い声とパフォーマンスを可能にする、新しいトレーニングスタイルを日々更新しています。

声帯の動きを中心に見据えて、全身の動きと筋バランスが声帯の動きにどのように影響するのかを解明し、声にとってより自然で効率の良い体のバランスを見つけていく研究をしています。そのために音声学・解剖学・数々のボディーワーク・整体治療等の手法を取り入れています。使ってみないとわからない器官や動きの組み合わせがまだまだ多く残っていて、これからも新しい発見があると思います。しかし、すでに21世紀の新しいヴォイストレーニングスタイルはここにあります。

新しい呼吸感覚

横隔膜での呼吸はまさに体にとって自然な動きで、体のバランスさえ整えば自然にできます。
従来の日本の発声指導者がよく口にしている「腹筋に力を入れろ!」などの教えは無意味であり、横隔膜呼吸を妨げる動きを植え付てしまうこともあります。呼吸に大切なのは姿勢とボディーバランスを保ち、肋骨を広く高く保つ事で、力ではありません。腹直筋の過度な収縮は横隔膜の動きを妨げて自由な発声を阻害します。

声帯の位置と角度

声帯の動きを意識することは、従来の発声指導ではタブーとされていました。理由は喉に意識を向けることでかえって喉に無駄な力を入れることになりやすいから。しかし、丹念に感覚と響きのすり合わせをしながら研究していくことで、繊細に理解できることです。
当研究所公認の講師は、声を聞くだけで、喉頭周りの動きと声帯の位置や状態がわかります。
それによって確実な発声指導ができます。

ボディーバランスと筋反射

人は無意識にいろいろな習慣を身に付けているため、それによっておこる自動的な筋肉の習慣や反射運動のクセもたくさん持っています。また、個人的習慣の他にも骨格の位置関係によっておこる必然的な力みや、コンプレックスなどから無意識に敏感になっている感覚反射があったりします。これらを理解し、無駄な反射をやめさせることで、ボディーバランスの修正改善を行うことが発声を改善には欠かせない要素になります。

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